厄除けのお守りの持ち方とは?正しい取り扱い方法を知っておこう!

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厄除けで、神社やお寺で祈祷してもらったりお守りを買ったりする人は多いと思います。その、神社やお寺で受けたお守りはどうしていますか?

厄除けだけではなく、学業祈願・交通安全・初詣の際や、神社や寺院に旅行で訪れた際など。
自分で買うだけでなく、お土産としてもらうこともありますよね?

そうしたお守りの正しい持ち方や取り扱い方をご存知ですか?
今回は、あらためてお守りの事を知り、神さまのご加護がありますようにその効力を最大限に発揮させましょう!

ちなみに、厄除けという言葉は寺院での言葉で、神社では厄払いと使います。私は、神社で厄払いをしました。その際宮司さんにお話をきいたので、その時のエピソードもご紹介します。



厄除けのお守りの持ち方

『厄除け』のものに限らず、どの種類のお守りも、神さまとみなさんを繋ぐ役割をしています。

お守りは常に身に着けることで、その力を発揮するんですよ!


常に身に着けられる場所といえば、ポケットの中ですね。男性でスーツなどを着用する機会が多い方は、内側の胸ポケットがいいですね!

私は制服で仕事をしているので、着替えるときにカバンからハンカチと一緒に前ポケットに入れ替えます。(パンツスタイルの制服なもので)

でも、以下の事に注意しましょう!

ズボンの後ろポケットは厳禁!

ズボンの後ろポケットに入れるのは厳禁です!神さまをお尻で踏み潰すことになりますので。


制服を着ていないときは、カバンの内ポケットかいつも持ち歩いているポーチの中に入れています。女性は、ポケットないスカートスタイルやスキニーパンツ等でポケットに物を入れにくいので、いつも持ち歩いているものと一緒にするのがいいですね!

昔、あまりきちんとしたイメージのない先輩が、制服のポケットにお守りを入れていて毎日しっかり入れ替えているのを知ったとき、その先輩への印象がかなり変わりました(笑)おばあちゃんから貰ったものだと聞いてさらに、好印象をもった思い出があります。

ちなみに、毎年子供にも神社で鈴の形のお守りを買うのですが、毎日使うリュックサックに結んでいます。

財布の中に入れるのはOK?

財布の中に入れても大丈夫です!

ただし!!その財布をズボンの後ろポケットに入れてしまうことはありませんか?そうなると、財布の中のお守りをお尻で踏みつけているので、それはいけません!!!

財布なら大抵持って歩くので、いつも身近に置いておくことができますね。私も、毎日入れ替が面倒なので財布の中に入れておいたことがあります。

お守りもいろいろな種類があって、財布の中に入れておけるようなスマートなタイプのものもありますね。


さて、お守りをどうやって持つのがいいのか、わかっていただけたと思います。

身近にあるお守りですが、思い出の品でずっと持っていて、汚れたり壊れたりしているお守りはありませんか?お土産で頂いたり、いろいろな神社のお守りがあるという方もいると思います。

次はそんな疑問について、宮司さんからお話しを伺ったのでお答えしていきますね。



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お守りの疑問

汚れたり、壊してしまったものはどうすればいいの?

『大切に持っている分には、問題ありません。しかし、アクシデントがあってそのような事態になったのは、お守りがその災いから守り知らせてくれたのかもしれません。』と。

お守りが身代わりになったとしたら、その役目を果たし、力が弱まっている可能性があります。そのアクシデントを機に、感謝をもって新しいお守りを受けてもいいそうです。

複数の神社やお寺のお守りを持つのはいいの?

神さま同士がケンカしてしまうのでは?!と心配になりますよね。

でも、大丈夫です。日本は昔から『八百万(やおよろず)の神』という言葉があるように、多くの神さまがいるとされています。神さまは、それぞれの御神徳をもってケンカするどころか、協力し合ってきっとお守りしてくれるのです。

日本のおうちには、神棚も仏壇もよくありますしね。

お守りは、いつ、どこに返すの?

神社のものは神社に。お寺のものはお寺にお返しします

返しにいくのが難しい、遠方の神社やお寺のものは自宅近くの所で構わないそうです。ただし!神社のものは神社に、お寺のものはお寺に持って行ってお焚き上げをしてもらいましょう。


初詣の時にお焚き上げの様子をみかけますが、実は年が明ける前の年末にお返しするのだそうです。

「年末に『1年ありがとうございました』と感謝してお参りするといいですよ。」とのことです。たしかに!1年の最初だけお願いするだけで、『ありがとうございました、お世話になりました』とお礼をいうのは当然だ、と感じました。

お守りに有効期限はありませんが・・・

安産祈願や学業成就などは、願いが叶ったり役目を終えたら返しましょう。必ずしも1年で返さなくても大丈夫ですが、持っていることを忘れしまい込んでしまうのはよくありません。

お守りは身近におく事で、災いを身代わりに受けてくれるものと言われています。1年間災いから守ってくれたお守りは、感謝してお返ししましょう。

また、しまい込んで忘れてしまっているものは粗末に扱っているも同然です。今すぐ、家の中の忘れてしまっているお守りを感謝の気持ちとともにお返ししましょう。


身近すぎて、考えていなかったお守りに対する疑問でしたが、宮司さんのお話を伺うと全部当たり前のことだなと感じました。

さて、神社で祈祷して頂いた方は、お神札(おふだ)を受けてきたと思います。お宮参り、七五三でも目にしますが、自分自身で受けてくる機会がはじめての方もいるのではないでしょうか?

今度はお神札についても説明していきますね。


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お札の取り扱い方は?

本来なら神棚に納めておまつりしますが、一人暮らしや賃貸物件にお住いの方は、神棚がありませんよね。

では、どこにどのように置いて、いつお返ししたらいいのでしょうか?

お神札の置き場所

神棚のない場所では、明るく清らかな目線より上になる場所にお祀りします。お神札が南か東を向くのが一般的とされていますが、部屋の間取り上取れない場合は、お神札の向きはかまわないそうです。棚の上に、半紙をひいておきましょう。

私の家には、目線の上になるような高い棚がありませんでした。そこで、神社でお聞きしたところ「毎日お参りできる場所を第一に考え、尊ぶ心をもって日々丁重にお祀りすること大切です」とのことでした。

神棚がご自宅にある方は、お札の置き方など以下を参考になさってみてください。


伊勢神宮 公式サイトより『お神札の祀り方』
http://www.isejingu.or.jp/about/jingutaima/pdf/ofuda_howto.pdf

返す方法

お神札もお守りと同様に、1年間お守りいただいた事に感謝してそれぞれの受けた神社やお寺に納めお焚き上げをしていただきましょう。

最近になって気が付いたのですが、実家では元日に父親が近所の神社に集まり『天照大神宮』と書かれているお神札を受けてきます。伊勢神宮から授与されるこの神宮大麻とよばれるお神札は、日本人の総氏神である伊勢神宮から全国の氏神を通して各家庭に配られています。年末の大掃除に神棚も掃除して、新しいお神札をお祀りして新年を迎えるそうです。


まとめ

厄年は、現在では災難の面が強調されていますが、本来は長寿を祝う還暦や古稀などの年祝ひと同じく晴れの年齢と考えられていました。厄年を迎えるということは、社会地域において一定の地位になることを意味しました。

現在では、七五三や成人式、年祝ひなどとともに、人生における通過儀礼として大切に考えられていることには変わりありません。

お守りを正しく持つことで、その効果を十分に発揮して頂き、厄年を過ごしていきましょう!

もちろん、神頼みだけではありません。自分の周りの人に対しても常に感謝の気持ちを持つこことで、さらにいい運気が来てくれそうな気がしますね。