牛乳の種類とそれぞれの違い!知れば牛乳選びに迷いなし!

     スポンサーリンク




子供の頃から飲んでいる牛乳。ほぼ毎日お世話になっていますが、牛乳には『種類』があるのを知っていますか?

牛乳なんてどれも同じでしょ?と思っている人も多いのではないでしょうか?牛のお乳から絞っている生乳だけではない、いろんなものが入っているものもあります。

でもなぜあんなにスーパーにいろんなものが陳列されて様々な価格帯になっているのでしょう?


今回は身近な謎でもある、この牛乳の種類について調べてみました。あなたが毎日飲んでいる牛乳はどれでしょう?

牛乳は6種類に分けられています



使用原材料種類別名称 
生乳
(牛から絞ったままの乳)
牛乳(※特別牛乳も含む)成分無調整。水などを加えることは法令で一切禁じられている。
成分調整牛乳生乳から水分、乳脂肪、ミネラルなどの一部を除去し、成分を調整したもの。無脂乳固形分は8.0%以上。
乳脂肪分の規定はないが、市販のものは1.5 %を超えるものとされている。
低脂肪牛乳生乳から乳脂肪分を除去し、低脂肪(0.5%以上1.5%以下)にしたもの。
無脂肪牛乳生乳から乳脂肪分を除去し、無脂肪(0.5%未満)にしたもの。
生乳+乳製品加工乳生乳に脱脂粉乳、クリーム、バターなどを加えたもの。
生乳+乳製品+乳製品以外のもの乳飲料生乳や乳製品を主原料にビタミン・ミネラル・などの栄養分や、コーヒーや果汁を加えたもの。

※特別牛乳は“特別牛乳搾取搾乳処理業の許可を受けた施設”で搾取した生乳を処理して製造された牛乳で、限られたルートで販売されているものです。種類としては、『牛乳』と同じですが牛乳よりも、乳脂肪分・無脂乳固形分が各0.5%多いようです。


牛乳の種類はパッケージに種類別の表記があります。自宅の冷蔵庫の中の牛乳をみてみてください。

牛乳の種類で成分や味は変わるの?


◇牛乳は以下のもので組成されています

・水分

・乳脂肪分

・無脂乳固形分たんぱく質・炭水化物・ミネラル(カルシウムなど)・ビタミン

成分無調整がより生乳に近いということですよね。それとは反対の成分調整牛乳は、水分や乳脂肪分などの調整をしているということですが、「乳及び乳製品の成分規格等に関する省令」で無脂乳固形分が8.0%と決められているものです。

この乳脂肪分と無脂乳固形分の配分で、無調整・調整・低脂肪・無脂肪が分類されています。


低脂肪牛乳は『牛乳』に比べると栄養が少ないのか?


低脂肪牛乳は、『低脂肪』という言葉通りダイエットを気にする方は選びたくなる商品ですよね。その名の通り、普通の牛乳に比べると脂質が低くなっているのでエネルギーが少ないという特徴があるのに、たんぱく質やカルシウムなどの無脂乳固形分は普通の牛乳と同じかそれ以上含まれているものもあります。

また、加工乳のなかには濃厚タイプと低脂肪タイプがあります。低脂肪タイプの商品は、脱脂粉乳などを加えて脂肪分を少なく、たんぱく質、カルシウムなどの栄養成分を多くとれる商品になっています。カロリーは低く、でも栄養は取りたい方におススメですね。

飲みやすい牛乳はどれでしょう?

もちろん、味の好みは一人ひとり違いますので、ぜひいろんな牛乳を試していただきたいです!単純に乳脂肪分の高い製品は味が濃く、低脂肪などのものは味がさらっとしてると感じます。

しかし味の感じ方の鍵を握るのは、牛乳の成分だけではなく、実は製造過程の殺菌方法も大きくかかわってくるようです。

あなたは、その殺菌方法をしっていますか?


その違いを調べてみましたので、気になるかたはぜひご覧ください。

牛乳の賞味期限は殺菌方法が鍵!その違いで味わいも変わる?!

牛乳の賞味期限は殺菌方法が鍵!その違いで味わいも変わる?!
毎日のむ牛乳。 箱に印字されている『賞味期限』『消費期限』は箱を開封してしまうと無効になります。 開封してしまったら、期...

無脂乳固形分の中にはたんぱく質が含まれています。殺菌には熱を使って処理されるのですが、この時加熱によってたんぱく質の変性が起こるようです。この時に、たんぱく質が変性することによってわずかなトロミや加熱臭による風味の変化が起こるようです。

このトロミを濃く?!と感じる方もいるみたいですよ。

乳製品を扱う企業は、日々おいしい牛乳を製造するため、その製法は各社独自の製法をつかっています。ナチュラル製法とか、おいしさキープ製法とか特許をとっておられます。

牛乳でお腹を壊してしまう人には

お腹がゴロゴロしやすい原因といわれるのは乳糖です。その乳糖を分解したタイプのものが乳飲料の種類にみられます。朝、忙しいからシリアルに牛乳かけて食べたかったけど、牛乳でお腹を壊してしまうという方はぜひお試しあれです。(例:雪印メグミルク アカディ)いろいろ選べて便利な世の中ですね。

スタバのようなラテにはどの牛乳??

カプチーノやカフェラテに使用さてている、空気を多く含んだボリュームのあるフォームドミルクを自宅で作るには、乳脂肪分に注目です。


低脂肪ではなく乳脂肪分4.0%以下のものがいいそうです。

私も、ミルクフォーマーでよくやってみますが低脂肪牛乳は泡立ちが悪いです。成分無調整でしかも、たんぱく質の変性を利用して泡を固めたので、影響の少ない製造の低温殺菌処理の牛乳だとなお一層いいらしいです!

牛乳ではないので余談ですが、豆乳‥‥。これが、めちゃめちゃ泡立ちます。豆乳は健康にいいし、ぜひ取り入れたいのですが…、もう豆味が苦手で苦手でそのままでは苦行です。

しかし、ラテにしてのむとおいしく楽しく飲めちゃいます!キャラメルソースなんてかけたらもう!そのカップの中身はスタバのソイラテですよ。

ちなみに、ホットで作るなら牛乳40℃~50℃に温めて、アイスなら1℃~5℃に氷を使って冷やしてくださいね。


牛乳の初耳学 さらに謎が隠されている・・・・

小さなくぼみはなに??

牛乳の紙パックの賞味期限や消費期限が表示されているところに小さなくぼみを見つけたことはありませんか?


このくぼみ『切欠き』といいます。

種類別で牛乳と表示された製品には、どのメーカーでもくぼんでいます。

視覚障害の方や高齢者など、バリヤフリー対応として平成13年12月から導入されています。

これが牛乳ですよ~とわかるようにくぼんでいるのです。

また、開け口と反対に付いている目印にもなっています。

牛乳についてもっと知りたい人におススメ!工場見学

牛乳がどのようにつくられているのか。工場見学をしながら、試食・試飲などのお楽しみもあり。お土産をくれるところもあります。子供をつれて、夏休みの宿題などにかつようするのもよしです!各メーカーそれぞれ全国に工場があります。各社公式のホームページに工場の紹介、工場見学の予約の方法など詳しく載っていますよ。

■雪印メグミルク工場見学
http://www.meg-snow.com/fun/factory/

■株式会社 明治
http://www.meiji.co.jp/learned/factory/index.html

■タカナシ乳業株式会社
http://www.takanashi-milk.co.jp/company/syokuiku/factory.html

私は、雪印メグミルクの野田工場に行ってきました!デザートチーズと牛乳の試食をしてから工場内を見学して、帰りには牛乳パックを閉じるジッパーのお土産とDoleのジュースをお土産にもらって帰ってきましたよ~。

おわりに

牛乳にはたくさんの種類があることを理解して、いつものスーパーに行ってみるとなんだか違う視点で、牛乳を購入してしましました。

また、つい値段で決めてしまっていたものも、味や栄養など見えないものを実際に飲んで確かめたり、家族の反応の違いも楽しみになってきました。

身近で栄養価の高い牛乳を購入し続けることで、日本の酪農を少しでも支えられたらなと思います。

我が家は、産地直送の牛乳をパルシステムで購入しています。
パルシステム おためしセット



シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする